教育目標
本修士課程は、彫刻の創作・研究・鑑賞における専門人材の育成を目的としています。カリキュラムは、東洋と西洋の理論および表現技法のバランスを重視し、造形構成における自主性と創造性を喚起します。伝統的な創作精神と特性を活かし、現代のテクノロジー素材を融合させ、彫刻芸術の本質への理解を深めるとともに、国際性と地域性の多様な芸術表現を反映することを目指します。
- 彫刻理論および専門知識の研究
- 彫刻関連文化産業の可能性を開拓
- 彫刻芸術における専門的創作人材の育成
コア・コンピテンシー(専門能力)
- 個人の表現スタイルの確立
- 創作および研究の方向性の確立
- 論述・研究能力の育成
カリキュラム構成
本学科修士課程は、創作と研究の両面に優れた専門的な彫刻人材の育成を目指しています。カリキュラムは理論と実践のバランスを重視し、伝統文化の特性を発揚しながら、現代的な創造精神を育て、現代のテクノロジー素材を取り入れることに力を注いでいます。また、学生の国際的視野と地域の多文化理解を深め、彫刻に関する文化産業の可能性を広げつつ、国際的な交流プラットフォームの構築も推進しています。
「スタジオA・B・C」のモジュールが設けられており、学生は自らの創作の方向性や興味に応じて、専門分野の異なる教員を選択し、創作指導を受けることができます。
教員の多くは海外留学の経験を有し、国際交流活動も活発に行っています。学生には短期交換留学、海外での研修、アーティスト・イン・レジデンス、国内外のコンペティションなどへの参加を奨励しており、国際的な芸術交流の機会を通じて、国際経験と専門的実力の向上を図ります。
本課程は、学生一人ひとりの創作テーマの発掘と研究方向の確立を重視しています。スタジオでの制作と論文執筆を通して、自身の創作理念を深く理解・分析し、芸術実践を通じてその理念の具体化を目指します。
修業年限: 2〜4年
卒業必要単位数: 46単位(修士論文6単位を含む)
学位授与: 芸術学修士(M.F.A.)
※以下の基本単位を修得するほか、卒業に必要な単位に満たない分は本課程内の科目から自由に履修することができます。
分組 | 領域 | 類別 | 學分 | 說明 |
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共通 | 修士課程科目 | 修士必修 | 6 | |
共通 | 修士課程科目 | 他専攻選択科目 | 3 | |
共通 | 修士課程科目 | 修士選択科目 | 24 | 「スタジオ系」から12単位以上、「彫刻史および理論系」から12単位以上を履修すること(詳細は別途規定を参照)。 |
共通 | 修士課程科目 | 修士論文 | 6 | 所定単位を修得し、「卒業制作展」審査、制作論述口頭試問、論文計画試験、学位審査にすべて合格する必要があります。 |
共通 | 修士課程科目 | 学部指定選択科目 | 3 | 本学科が指定する学部選択科目より3単位以上を履修すること。 |